卒業論文に協力していただいた方にお礼がしたい
卒論インタビュー調査のお礼ってどうすればいいの?
学生はどんなお礼をするべき?
そんな悩みに答える情報をまとめました。
卒論の調査・実験に協力してくれた方へのお礼は、就職・転職などのキャリアの面でも重要です。
この記事では卒論の調査・実験協力に対するお礼をする際のマナーや注意点、お礼メールの書き方を紹介します。
この記事を読めば、協力してくれた方に失礼なく、あなたの感謝の気持ちを伝えることができますよ!
今から調査を行なう人に向けた情報も紹介するので、ぜひ読んでみてくださいね。
※「例文だけ見たい!」と言う人は「卒論インタビュー調査 お礼メールの書き方」からチェック!
\卒論調査の依頼についても解説しているのであわせて読むのがおすすめです!/
大学の卒論協力へのお礼はするべき?
卒業論文などで調査・実験の協力をいただいた方へのお礼は必ずすべきです。
もちろん「お世話になったからお礼をするのは当然」なんですが、そのほかにも理由はあります。
ここではその理由を大きく二つに分けて紹介します。
今後も助けてもらいやすくなる
お礼をきちんとすることで、今後の関係も良好に保てますよね。
一度調査・実験に協力してくれた方に継続して調査を依頼することもあるので、良い関係を保っておくと、今後の研究にも助けになりそうです。
また、就職・転職など、あなたの今後のキャリアにおいて、人間関係は大きな武器にもなります。
逆に、悪い印象はあなたの進路の障害になるかもしれません。
自分の練習になる
社会の規範にのっとってきちんとお礼をする経験はあなたの成長にもつながります。
学生の内は少なくても、社会で生きる限り、公の場で誰かにお礼を言う機会は何度も訪れるもの。
卒業後、社会に出た後ではすでに「完璧」が当たり前に求められるもの。
卒論への協力に対するお礼を良い機会だと捉えて、自分の成長に活かしましょう。
学生が卒論の取材時にしたいお礼
「今からインタビュー調査を行なう」という人は、実際に取材を行なう際のお礼も忘れないようにしましょう。代表的な形は「菓子折り」を持参するというもの。
通っている大学オリジナルのお菓子がある場合はそのお菓子を持っていくのがベストです。なければ百貨店で小分けに詰められているものを選びましょう。
学生の取材ですので、大事なのは金額ではなく気持ちが伝わるかどうか。
挨拶をする際に「心ばかりの品ですがお受け取りください」のような言葉と一緒に、協力してくれる厚意に対する感謝の気持ちを伝えましょう。
取材後のお礼 メール・手紙でお礼をしよう
取材後のお礼はメール・手紙でOK。一昔前は手紙でないと失礼にあたりましたが、最近はメールでも問題ありません。もちろん、手書きの手紙も気持ちが伝わりやすいので字がきれいな人には特におすすめです。
取材後すぐに送るお礼メール
取材が終わったら、すぐにお礼のメールを送るのがおすすめ。取材後のお礼メールは早めに送ることが大事です。当日の夜か翌日中を目安に送りましょう。
もしそれ以上に遅れてしまった場合は、送らない方が無難。なぜなら、中途半端に遅れてお礼メールを送ると、「いまさら感」が出てしまうからです。それではいくら丁寧にメールを書いたとしても、あまり良い印象は与えられません。
卒業論文が完成してから送るお礼
協力してもらった卒業論文が完成したら、書き上げた卒論を添えてお礼を送るのが吉です。取材直後のお礼が出来ていない場合には必ず卒論が完成したタイミングでお礼を送りましょう。
また、取材直後にお礼メールを送った場合にも、完成したタイミングでもう一度送るのがベター。
取材直後のお礼はメールで、完成後のお礼は手紙や直接伺うといった形でもより気持ちが伝わりそうですね。
卒論インタビュー調査のお礼をする際の注意点
学生が卒論調査などに協力していただいた方へのお礼をする際にいくつか注意すべき点があります。ここでは注意点を大まかに2つ紹介します。
型に沿って書く
お礼のメール・手紙は「型に沿って」書きましょう。これはテンプレート通り、決められた文言を丸写しするという意味ではありません。
ビジネスの文書にはほとんどに型があるもの。型を知っているだけで、必要な情報の抜けもなくなるし、スピードも上がります。型を守った上で、自分のオリジナリティを出すようにしましょう。
気持ちを伝える
お礼メールで大切なのは感謝の「気持ち」を伝えること。「型を守る」という点をまず紹介しましたが、より大事なのは「気持ち」です。もちろんコピペで済ますのは問題外。自分の言葉で感謝を述べましょう。
気持ちの伝わる書き方のコツは、「エピソード+感想」の形で書くこと。
実際にあったエピソードと感想を書くだけでコピペ感のない、気持ちの伝わるお礼になります。
例えば、
「論文の内容以外にも就職活動などでの経験やアドバイスをいただき非常に感謝しております」
みたいな感じです。
実際にあったことを内容に盛り込んで、自分にしか書けないオリジナリティを出しましょう。
卒論インタビュー調査 お礼メールの書き方
大学生によるインタビュー調査・実験へ協力してくれた方へのお礼メールの書き方・例文を紹介します。
例文を丸々コピペするのではなく、エピソードや感想を盛り込んで自分にしかないお礼に仕上げてくださいね。
学生が送るお礼メールの構成
まずは構成から。お礼メールの構成は以下の通りです。
- 件名
- 宛名
- 挨拶+自分の名前
- 要件
- 具体的なお礼
- 報告
- 結び
- 署名
もちろんこれは学生に限らず、社会でも使える構成ですね。
お礼メールの例文
実際にお礼メールの一例を紹介します。
件名:取材ご協力のお礼
(会社名)
○○部 (役職)(名前)様 →宛名
お世話になっております。
○○大学□□学部の◇◇◇◇です。 →挨拶+名前
昨日はお忙しいところ長時間に渡る取材に協力いただきありがとうございました。 →要件 ☆
資料では得ることができない具体的なお話を伺うことができ、本研究における重要なデータを得ることができました。 →具体的なお礼 ☆
早速〇〇様の取材内容は整理して論文に活用させていただきます。 →報告
取り急ぎメールにて恐縮ですが、取材ご協力の御礼申し上げます。 →結び
この度はどうもありがとうございました。
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署名
上記例文の☆が付いた部分、要件と具体的なお礼部分が、自分のエピソードと感想を盛り込むべき部分です。特に具体的なお礼の部分で、実際にあったこと、自分が感じたこと、感謝の気持ちを表してみましょう。
卒論インタビュー調査 気持ちの込もったお礼を
当たり前のようですが、お礼をする際は「気持ち」を相手に伝えるのが一番大事です。
この記事で紹介した注意点や例文を参考にしながら、協力相手への感謝をきちんと伝えてみてください。
まだ依頼をしていない段階の人は、依頼についても解説した記事があるので良かったらそちらの記事もぜひお読みくださいね。